売野雅勇 作詞活動40周年記念、河合奈保子『Masao Urino Works 売野雅勇作品集』発売決定!

数々の大ヒット曲を世に送り出した売野雅勇が作詞活動40周年を迎え、それに合わせて各社より記念企画のリリースが予定されている。

7月12日に発売される河合奈保子『Masao Urino Works 売野雅勇作品集』は、1980年代に一世を風靡したトップアイドル河合奈保子に提供した多くの作品の中から売野本人がセレクトした36曲を収録。またブックレットには売野による制作当時のエピソードも含む全収録曲の解説が掲載される。 河合奈保子のシングル盤35枚のうち売野は11曲のA面曲を提供、作詞家別の作品数は最多で、13枚目のシングル「エスカレーション」(1983年)は奈保子にとって最大のヒット曲となり、21枚目のシングル「デビュー ~Fly Me To Love」(1985年)では音楽チャートの1位を獲得している。売野はシングルのB面やアルバム曲を含め、およそ60曲(日本語訳詞も含む)を提供している。 河合奈保子がアイドルから大人のシンガーへと変貌を遂げる時期に作られた売野の作品は、どれも聴きどころ満載だ。

【河合奈保子プロフィール】

河合奈保子は1980年に「HIDEKIの弟・妹募集オーディション」で優勝し、同年6月21日に「大きな森の小さなお家(うち)」で日本コロムビアからデビュー。

「スマイル・フォー・ミー」「けんかをやめて」などのヒット曲をリリース後、1983年にはイメージ・チェンジをはかり筒美京平作曲による「エスカレーション」を発売、約35万枚の売り上げを記録し最大のヒット曲となった。1985年「デビュー」でシングル・チャート初の音楽チャート1位を獲得した。アルバム・チャートでは1983年に竹内まりや、来生たかおらが作品提供をした「あるばむ」で1位を獲得した。その後、自らが作曲やピアノ演奏を手がけるなどアイドルからアーティスト活動にシフトしていく。

1997年に芸能活動を休止後、表舞台には出ておらず20年以上経った今でも根強いファンは多く、復帰を求める声が後を絶たない。

【売野雅勇プロフィール】

上智大学文学部英文科卒業。コピーライター、ファッション誌編集長を経て、1981年河合夕子アルバム「リトル・トウキョウ」、シャネルズ「星くずのダンスホール」などを書き作詞家として活動を始める。

1982年中森明菜の「少女A」のヒットにより作詞活動に専念。以降チェッカーズを始め近藤真彦、河合奈保子、シブがき隊など数多くの作品により80年代アイドルブームの一翼を担う。

90年代からは坂本龍一、矢沢永吉からゲイシャガールズ、SMAP、森進一まで幅広く作品を提供。郷ひろみ「2億4千万の瞳」、ラッツ&スター「め組のひと」、チェッカーズ「涙のリクエスト」、稲垣潤一「夏のクラクション」、荻野目洋子「六本木純情派」、矢沢永吉「SOMEBODY’S NIGHT」、GEISHA GIRLS「少年」、坂本龍一「美貌の青空」、中谷美紀「砂の果実」などヒット曲多数。

また、1990年以降映画・演劇にも活動の場を広げ、2002年からはインターネット・ドラマ・サイト「Radiogenic」を主宰し100本のオーディオ・ドラマを発表。脚本監督映画作品には、「シンデレラ・エクスプレス」「BODY EXOTICA」脚本プロデュース作品の舞台には「ミッシング・ピース」(市川右近演出・千住明音楽)「天国より野蛮」(市川右近・宝生舞主演)「優雅な秘密」(市川右近・市川春猿主演)「美貌の青空」(市川右近・市川春猿・市川段治郎主演)「下町日和」(市川右近・市川春猿・市川段治郎主演)「虎島キンゴロウ・ショー/魅惑の夜」(虎島キンゴロウ・市川右近・金子國義主演)がある。

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