1年ぶり首位発進の菊地絵理香「難しく考えない」

1年ぶりの首位発進(撮影/中野義昌)

◇国内女子◇リゾートトラスト レディス 初日(25日)◇グランディ浜名湖GC(静岡)◇6500yd(パー72)◇曇り(観衆2213人)

菊地絵理香がノーボギーの6バーディ「66」で回り6アンダー。昨年5月「ほけんの窓口レディース」以来、1年ぶりの首位発進を決めた。

前半の6番で2mのバーディパットを沈めると、続く7番(パー3)では6m、8番では2.5mを沈めて3連続。折り返し直後の10番からも連続バーディを奪うなど、安定したプレーでスコアを伸ばした。

「ショットはそれなりについてくれたので、後は気持ち悪い距離のパットで自信を持って打てるかどうかだった。打ち損じや打ち切れないパットも何個かあったので、そういうスキがあるとまだ厳しいかな」と反省した一方で、「でも、きょうのゴルフは久々に感触が良かった」と手応えもにじませた。

ミスに過剰に反応せず、ゴルフをシンプルに考えた(撮影/中野義昌)

浜名湖に隣接するこのコースでは例年、風との戦いを強いられる。「ピンチもしのいで、ノーボギーで回れたのは大きい」。午前スタートで比較的風も穏やかだったが、「もうちょっと(風が)強くなると嫌だけど、これくらいならまだ対応できる」

今季はここまで11戦に出場して予選落ちが4回。前週「ブリヂストンレディス」での15位が最高成績だったが、「1カ月半前から調子は良かった。(プレーの)内容的には悪くなかったので変えようがなかったけど、『こういう時期なのかな』と思って切り替えた」と前を向いている。

風がさらに強まる予報も出ている2日目は午後12時20分のスタート。昨年7月「大東建託・いい部屋ネットレディス」以来となるツアー6勝目へ「ひとつのミスに過剰に反応するのが良くないと思ったので、なるべくシンプルに、難しく考えないように」と意気込みを新たにした。(静岡県浜松市/内山孝志朗)

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