フランス五輪委会長が辞任 パリ五輪控え、衝突が表面化

2024年パリ五輪開会式のイメージ図(FLORIAN・HULLEU/パリ五輪組織委員会提供・共同)

 【ジュネーブ共同】フランス・オリンピック委員会は25日、地元で開催されるパリ五輪を約1年2カ月後に控えてブリジット・アンリケ会長が辞任したことを明らかにした。ロイター通信が報じた。アンリケ氏は同委員会元事務局長との衝突が表面化しており、同日の総会で辞意を表明した。

 現事務局長のアストリッド・ギヤール氏が暫定的に会長職を引き継ぎ、新たに会長を選出する理事会を3カ月以内に行う必要があるという。

 アンリケ氏は「心理的な暴力があった」と元事務局長を非難して2カ月間の病気休暇を取った後、昨年12月に復帰。元事務局長はアンリケ氏側の主張を否定し、同氏に対して名誉毀損の訴訟を起こしている。

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