マグワイア&フィリップスにイングランド代表指揮官が警告、クラブで出番少ない状況続くなら…「私の懸念も大きくなる」

写真:Getty Images

イングランド代表のガレス・サウスゲイト監督が、所属クラブで出番が限られる2選手への警告を発した。イギリス『サン』が伝えている。

イングランドサッカー協会(FA)は24日、来月16日にアウェイでマルタ代表と、19日にホームで北マケドニア代表と対戦するユーロ2024予選に向けて代表メンバー25名を発表した。

キャプテンであるトッテナムのFWハリー・ケインを筆頭として、アーセナルのFWブカヨ・サカ、ウェストハムのMFデクラン・ライス、マンチェスター・シティのDFカイル・ウォーカーなど各ポジションの軸が順当に選出され、初招集はクリスタル・パレスの24歳MFエベレチ・エゼ1名となった。

その一方で、代表チームに居場所を確保しながらも、所属クラブで出場機会が少ない2選手も選出されている。マンチェスター・ユナイテッドのDFハリー・マグワイア、マンチェスター・シティのMFカルヴァン・フィリップスだ。

サウスゲイト監督は昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)を含め、ここ1年は必ず2選手を招集リストに加えてきたが、やはりそれぞれのクラブでの現状は気がかりな様子。代表チームに必要な存在だと明言しつつも、このままではいつか外すことになると語った。

「今の状況が永遠に続くわけではないだろう。2人は我々のチームにとって大切な選手だし、フィリップスで言えば、彼のように[4-3-3]のアンカーで強みを発揮できる選手はそうそういない」

「だが、この状況が長引くようなら、私の懸念も大きくなる。例えば今回チョイスしたC・パレスのDFマーク・グエイ、ブライトン&ホーヴ・アルビオンのDFルイス・ダンク、アストン・ビラのDFタイロン・ミングス…彼らは決して国際経験が豊富ではない。それでも毎週良いプレーをしている」

たとえ中堅クラブの選手でも活躍していれば選ぶよ、と実例を示したサウスゲイト監督。「私の役割は競争に打ち勝った選手を探すこと」とも語る。マグワイアとフィリップス、信頼を寄せてくれる指揮官のためにも、まずはクラブキャリアで現状を打破したいところだ。

© 株式会社シーソーゲーム