農業の脱炭素、産官学が連携 メタン削減目指す、北海道

 北海道は25日、土壌や家畜の飼養管理の改善を通じ、農業の脱炭素化を推進するための協議体を設立したと発表した。企業や農協、研究機関などの参画を想定。牛のげっぷに含まれる温室効果ガスの一種メタンの排出削減につながる飼料開発や、水田由来のメタンを減らす稲作の実証実験などに取り組む。

 道は、構成員を明らかにしていないが、排出削減量や吸収量を売買する「カーボンクレジット」を手がけるベンチャーや食品メーカー、大学、自治体など約20団体が参加を検討中という。活動はオンラインでの構成員間の情報交換が主で、総会などは開催しない方針。

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