【フィリピン】港湾ICTSI、貨物車両のICタグ強化[運輸]

フィリピンの港湾運営大手インターナショナル・コンテナ・ターミナル・サービシズ(ICTSI)は25日、マニラ国際コンテナターミナル(MICT)を往来する貨物トラックの混雑緩和に向け、財閥サンミゲル・コーポレーション(SMC)の子会社と提携すると発表した。

無線自動識別(RFID)機能付きICタグを貨物車両に取り付け、港湾内の運行管理を自動化する。サンミゲル系のインテリジェント・Eプロセシズ・テクノロジーズが手がけるICタグシステム「オートスウィープ」を導入する。

ターミナルの出入り口にRFIDの読み取り機を導入し、料金徴収を電子化する。ほかにも、通行車両のナンバープレートなどの記録を電子化し、混雑緩和につなげる。ICタグは5月末まで無償で取り付ける。

オートスウィープは、サンミゲルが運営するマニラ首都圏の高速道路「スカイウエー」や南部ルソン高速道路(SLEX)などの自動料金収受システムで活用されている。

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