香港国際空港、4月の旅客数24倍

香港空港管理局(AAHK)は5月22日、香港国際空港の2023年4月の利用統計を発表した。4月の旅客数は前年同月に比べ約24倍に増え延べ約310万人だった。離着陸数は前年同月の2倍以上の2万1545便だった。いずれの旅客も大幅に増えたが、中でも香港居民の利用が増加。東南アジア、中国本土、日本との往来が最も顕著だった。AAHKによると、旅行の復調に伴い旅客数と離着陸数は段々と回復しており、4月に同空港で処理された旅客数はコロナ以前の水準の約50%にあたる毎日平均10万人に上り、離着陸数はコロナ以前の水準の約60%にあたる700回余りに上るという。一方、4月の航空貨物取扱量は同7・7%減の37万4700トン。世界経済の先行きが不透明なことが引き続き貨物取扱量に影響しているが、うち輸入の貨物量は同24・0%減。貨物量全体では、減り幅が目立ったのは東南アジアと台湾向け貨物だった。

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