
【ローマ、ベルリン共同】ドイツ航空大手ルフトハンザグループは25日、経営破綻した旧アリタリアが前身の国営航空会社「イタリア・トラスポルト・アエレオ」(ITA)の一部株式を取得することで、イタリア経済財務省と合意したと発表した。3億2500万ユーロ(約490億円)の増資を引き受け、ITA株の41%を取得する。
ルフトハンザ側が残りの全株式を取得するオプションも含まれている。ルフトハンザによると、経済財務省は合意の一環としてITAに対する2億5千万ユーロの増資を約束した。今後、欧州連合(EU)の規制当局などの審査を受ける。