地元民オススメ!レトロ建築とスイーツを楽しむ大阪カフェ旅【北浜・淀屋橋】

旅人へひとこと

淀屋橋・北浜エリアには、ビジネス街ですがレトロな建築物も見どころです。

食の都・大阪市24区を巡るごはん旅。5区目は中央区です。

大阪市には北区・西区があって、現在は東区・南区がありません。平成元年(1989年)に東区・西区が合併して現在の中央区になっています。

名前の通り大阪市の中央にある中央区。

外国人観光客が必ずといって良いほど訪れる『大阪城』、「ミナミ」と呼ばれ大阪の町のイメージといえばここになる『道頓堀』の周辺、商店街を中心に味のある町並みの残る『空堀』、そして大阪のメインストリート『御堂筋』と本当に見どころもおいしい所も紹介しきれないくらいあります。

そんな中央区から、今回は淀屋橋・北浜界隈で楽しむスイーツをご紹介。

ビジネス街に点在する魅力的なレトロ建築物

北浜は江戸時代に金・銀の取引相場があり、今でも大阪取引所があることから金融を中心としたビジネス街です。

そのため、現代的なオフィスビルもあるのですが、至る所に近代のレトロ建築が残っており、その多くは今も魅力的に活用されています。

事務所やテナントを入れて活用されているビルは中に入れたりもするので、素敵な空間を味わうことができます。

『北浜レトロビルヂング』は元々は証券仲買業者の社屋として建てられた建物で、明治45年(1912)に竣工。

国の登録有形文化財になっているこの建物では、30種類近くの紅茶に、季節限定のものもある素朴なスコーン、手作りのケーキやタルトなど優雅なティータイムを楽しむことができます。

しかし、やっぱりせっかくなのでここでは本格的な「アフタヌーンティー」(3,200円)を楽しみたいところ。

美麗な空間で本格的な英国風「アフタヌーンティー」を

店内で販売されているケーキやタルトから1種、スコーンを2種選んで楽しむことができる「アフタヌーンティー」。

紅茶も好みに合わせてポットで提供され、選びきれないときは店員さんの推しを聞いてみるのもいいですよ。

「アフタヌーンティー」は基本的に下段から食べるのがルールとのことですが、あまり気にせず、お友だちと会話とともに楽しみたいところ。

最下段はサンドウィッチ。

具材はハムとキュウリのシンプルなものですが、上品で紅茶に良く合います。

中段はスコーン。

シンプルなプレーンと春らしいいちごのものをチョイスしてみました。+100円でクロテッドクリームも付けることができます。

手でざっくりとちぎって生クリームやジャムを添えて口にすると幸せな気持ちになります。

スコーンは食べきれなければ持ち帰りも可能です。

最上段はケーキやタルト。

私はタルトにしてみましたが、同行者は一番人気の「山盛りベリー」を選んでいました。大阪らしいミックスジュースのショートケーキも人気です。

おいしい紅茶とともに、川越しに中之島も望める素敵なティールーム。

一階ではケーキやスコーン、紅茶だけでなく英国雑貨も販売しているので、ティールームを利用しなくても楽しめます。

北浜レトロ

〒541-0041 大阪府大阪市中央区北浜1丁目1−26 北浜レトロビルヂング

さて、次はちょっと変わったカフェへ。

ビルの中に昔ながらの長屋風の建物がそのまま入っている『神宋カフェ』。

天明元年(1781年)に海産物問屋として創業して、今は佃煮などを販売する『神宋』が販売店に併設しているカフェです。

ここでいただけるのが「塩昆布煮汁ソフトクリーム」(500円)。

お店で販売している塩昆布の煮汁を隠し味にしており、ほんのりと色のついたソフトクリームは思った以上にすっきりとした味わい。添えられた大納言小豆の甘みを引き立てます。

温かいお茶に、塩昆布が乗った一口のクラッカーも良いお味。

甘いものを食べて、塩昆布を買って帰りたくなること請け合いです。

神宗 淀屋橋本店

〒541-0043 大阪府大阪市中央区高麗橋3丁目4−10 淀屋橋センタービル 1階

最後はまたレトロな芝川ビルへ。

『TIKAL by Cacao en Masse』は、古代中南米のマヤやインカの装飾が施された趣のあるビルの入口を入ってすぐのところにあるショコラティエです。

グアテマラの世界遺産『ティカル遺跡』から名付けられているお店では、英国人オーナー・パティシエのブロードハースト氏による個性的で美しいチョコレートを販売しています。

ハートや亀、王冠といった見た面も楽しいボンボン・ショコラ。ベリーやパッションフルーツだけでなく、カルダモンのようなスパイスを組み合わせたものもあり、目移りしてしまいます。

1つから購入できるので、自分や大切な人へのお土産にいかがでしょうか?

ティカール バイ ブロードハースト

〒541-0044 大阪府大阪市中央区伏見町3丁目3−3

京都や奈良と違って風景や建物にあまり日が当たらない大阪ですが、毎年10月の最終週には「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪」(通称「イケフェス大阪」)が開催され、このエリアを中心に多くのレトロ建築を楽しむことができます。ぜひ、大阪の建物の面白さ、美しさにも触れていただければ嬉しいです。

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*この記事は2023年4月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:があ

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