コーヒー売り上げ一部、東北に寄付 トレジオン、盛岡に直営店

「コーヒーを通して東北を感じてほしい」と話す吉田貴子コーヒー事業部長

 飲食店経営Tregion(トレジオン、東京都、吉田慶代表)は、盛岡市菜園の焙煎(ばいせん)所で製造したコーヒーの売り上げの一部を東北各県の団体に寄付している。第1弾として、新型コロナウイルス禍に翻弄(ほんろう)された若者を支援する6団体に贈呈。今後もテーマを設定し継続する。初の直営店を盛岡で今月開くなど人気のコーヒー事業を通して、東北への貢献を目指す。

 コーヒーブランド「東北DRIPPERS(ドリッパーズ)」の売り上げの一部を寄付。コンセプトは「コーヒーで東北を元気にする!」で、昨年5月から行う。各県1団体へ2カ月分ずつ寄付する。岩手県は宮古市のNPO法人みやっこベース(早川輝(あきら)理事長)へ寄贈。若者の居場所づくり事業の一部に充てられた。

 吉田代表の妻でコーヒー事業部長の貴子さん(30)は「おいしいからまた買いに来たという声が一番うれしい。今後のテーマは未定だが、環境問題などで寄付を続けたい」と力を込める。

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