
鹿児島県は25日、保育・教育施設での睡眠中や食事中の事故防止の徹底について、市町村など関係機関に文書を送った。姶良市の保育園で4月、生後6カ月の女児がおやつ後に体調が急変し重体となっていることや、愛媛県で5月に類似の事案が発生したことを受けた。
乳児は原則あおむけで寝かせる、りんごや梨は離乳食完了期までは加熱して提供するなどの注意事項をまとめた今年4月の国の事務連絡で、5月8日にも同じ内容を周知していた。2016年に国が示した事故防止・発生時のガイドラインも併せて送付した。
益山純徳子育て支援課長は「姶良市で起きた事案の原因はまだ分からないが、各施設はガイドラインを改めて確認し、取り組みを徹底してほしい」と話した。