新聞読み方や特性学ぶ 本紙編集制作局長 鳥取西高で授業 

新聞を使って1面の特徴などを説明する井上局長(右)=25日、鳥取市東町3丁目の鳥取西高

 鳥取県NIE推進協議会による出前授業が25日、鳥取市東町2丁目の鳥取西高であった。新日本海新聞社の井上昌之編集制作局長(45)が講師となり、1年生40人が読み方や新聞の特性などを学んだ。

 井上局長は読者を引き込む見出しや、冒頭で記事の全容を把握できる逆三角形の新聞ならではの書き方などを紹介。地域話題や経済といった面がある中で、「1面は新聞の“顔”。トップ記事には新聞社が一番読んでほしい記事が配置されている」と説明し、新聞を読む習慣をつければ多分野の情報に触れることができると話した。

 また、新聞とインターネット記事の違いにも触れ、自身で正しい情報を見極める力の重要性も強調。「同じニュースでも各紙で扱い方や書き方が異なる。それらを見比べることで、より客観的に物事を捉える力をつけられる」とアドバイスした。

 橋本綾乃さん(15)は「分野ごとにたくさんの情報が詰まったツールだと実感した」と話した。

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