気象白書が「地震対策」特集 関東大震災100年で

気象白書「気象業務はいま2023」

 気象庁は26日、気象白書「気象業務はいま2023」を発表した。関東大震災から100年となる今年は「気象庁における巨大地震対策」を特集している。6月1日刊行で、同庁ホームページでも閲覧できる。

 関東大震災は1923年9月1日に発生し、死者・行方不明者が10万5千人余りに上った。白書では、気象庁が100年に合わせて特設サイトを開設し、関東大震災の概要や当時の被害写真を掲載していることなどを紹介した。

 さらに今年は津波被害が大きかった日本海中部地震から40年、北海道南西沖地震から30年でもあり、津波警報を発表するまでの時間を短縮していった経緯をまとめた。

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