麦畑一面が黄金色に輝く 全国有数のビール麦の産地"小山市"で収穫の最盛期迎える

 初夏になり麦畑一面が黄金色に輝く「麦秋」の季節を迎えました。全国有数のビール大麦、二条大麦の産地の小山市では収穫の最盛期を迎えています。

 小山市生井地区では5月17日ごろから二条大麦の刈り取り作業が始まっています。

 今年(2023年)は、天候の良い日が続いたため生育が良く、いつもの年より5日から1週間ほど早い刈り取りになりました。

 小山市上生井の農事組合法人カミナマイでは約4ヘクタールで二条大麦を栽培していて、この日は澤留省治代表理事ら2人が大型コンバインで周回して収穫作業を行いました。

 二条大麦は、小山市や栃木市など県の南部を中心に生産が盛んで、県内全体の去年(2022年)の収穫量は約3万2千トン、佐賀県に次いで全国2位です。

 このうちJAおやま管内では約5千トンを収穫、今年も去年と同じくらいの収穫量を見込んでいます。

 収穫された二条大麦は、大手飲料メーカーに納品されビールになって大人の喉を潤します。

 刈り取り作業は今週がピークで6月初めまで行われる予定です。

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