物価高で困窮する学生に、食料品の無償配布

都内の大学で5月25日、経済的に困窮している学生を支援しようと、東京都や企業から寄付された食料品の無償提供が行われました。配布には多くの学生が集まり、物価高による厳しい学生生活が垣間見えます。

千代田区にある大学でできた長い列。食料品や電気代などの物価高騰で、経済的に影響を受けている学生を対象にした「食糧支援」が行われました。レトルト食品や飲料水など、学生のおよそ一週間分の食糧が入った袋が400セット用意されましたが、30分かからずに全て無くなりました。

配布を受けた人:「電力とかが今逼迫してて値上げが激しいので、ちょっとでも食費を減らせたらなと思って(来た)。嬉しいです」「スポーツドリンクパウダー、サバの水煮、ドレッシング。ありがとうございます!」

キャンパスの周りでは、お互いの食料品交換し合う学生の姿も。取り組みの狙いについて担当者は。

専修大学 学生生活課 赤松由香課長:「生活すごく困っている学生がとても多いんですね。生活費が浮くことで、少しアルバイトをお休みしながら勉強に集中してしっかり勉強できるようにしていける体制を、我々は支援していきたいと思います」

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