
ハイウエイ ドライブの楽しみのひとつといえば、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)での食事やおみやげ。今回は関越自動車道の高坂SA(上り)のグルメを紹介しよう。
関越道で東京方面へ戻るときの最後の大型SA

関越自動車道の上りで、終点となる練馬ICまで残り35kmほど地点にある、最後のSAが高坂SA(上り)です。駐車スペースは、小型と大型をあわせれば400台を超えます。しかも、下り線の高坂SAに徒歩で行き来もできます。つまり、ひとつで2倍のお店を利用できる大型のSAなんです。また、関越自動車の最後のSAということで、グルメ系も充実しているのもうれしいポイントです。
そんな高坂SA(上り)は、2023年4月にリニューアルされました。そこで、リニューアルとともに新しく用意されたグルメを紹介しましょう。
レストランがカレーのバイキングに!

今回の高坂SA(上り)リニューアルの目玉となるのが、「カレーバイキング 毎日カレー」。レストランで、カレーをビュッフェスタイルで提供するようになりました。用意されているメニューは、カレー数種にシチュー、揚げ物、サラダ、漬物、そしてアイスクリームなどのスイーツ。しかもソフトドリンクは飲み放題となっています。
取材した日のカレーは、「ビーフ」「キーマ」「バターチキン」「グリーン」の4種。シチューは「クリームシチュー」でした。また、高坂SA(上り)を経営している企業がアイスクリームなどを得意とする小島屋乳業製菓ということで、スイーツも期待できます。
さっそくカレーをいただいてみました。まずは「ビーフカレー」。いわゆるカレーの王道的な味で、辛さはひかえめ。万人受けしそうなカレーです。続いて「キーマ」は、ピリッと辛口。野菜が多めなのもうれしいですね。そして「バターチキン」は、野菜とチキンの甘さと酸味がバランスする中辛。けっこう、本格的なインドカレーでした。最後の「グリーンカレー」。これもタイを思わせる本格派で、具材が多いのがうれしいですね。そして、「クリームシチュー」。これはハッキリと甘口で、お子さんにも喜ばれそうです。
サイドメニューは唐揚げにフライドポテト、ポテトサラダなど豊富にラインナップ。シメのスイーツには、5種類のアイスクリームと杏仁豆腐。アイスクリームはコクがあって、満足感の高いものでした。
カレーは日本人の国民食とも呼べる存在です。このカレー ビュッフェなら、ファミリーで食べてもいいし、仲間とワイワイ楽しむのもいいでしょう。そうそう、大食漢の人にもオススメしたいですね。
フードコートの食事に、もう一品を追加

もうひとつ、リニューアルで追加されたお店が「お惣菜・お弁当 もう一品」です。これは、フードコートに追加されたお店で、お惣菜とお弁当を提供します。お弁当を買って、そのままフードコートで食べてもいいし、他のお店で買ったラーメンなどに「もう一品」追加していただこうというのが狙いのようです。見れば、焼き鳥や山賊焼き、トンカツ、さらに総菜4点盛りなどが用意されています。
ここで人気となっているのが「わらじかつ弁当」(1250円)とか。現物を見て、ちょっとびっくり。なぜかといえば、トンカツがものすごく大きいんです。しかも、カットされていません! 聞けば、わらじかつはカットしないで出されるのが正統派?だそうです。大きなトンカツを揚げたあとに、醤油&出汁のタレに浸してあります。
では、巨大なカツにかぶりつきます。すると、中はサクサクで、肉の厚み。タレの主張は控えめで、味の主役となるのは豚肉の旨味でした。ご飯+カツという、シンプルそのものの内容ですが、まったく飽きずに食べ進むことができます。これもお肉とご飯の直球のようなおいしさがあるからでしょう。満足感の高い逸品です。
高坂SA(上り)のリニューアルされたお店は、どちらも味とボリュームが両立するのが特徴のようです。お腹ペコペコの時こそ、ぜひ試してみてください!(文と写真:鈴木ケンイチ/取材協力:ネクセリア東日本)
●営業時間
「カレーバイキング 毎日カレー」:11時~22時(ラストオーダー21時)
平日:11時~17時は45分1300円/60分1600円
17時~22時は45分1500円/60分1800円
土日祝日:45分1500円/60分1800円
「もう一品」:10時~21時
※コロナ禍の影響により、営業時間が変更になる場合があります。
価格等は、2023年5月時点のものとなります。