ティモンディ前田 競技ゴルファー“寄せのデフォ” 「ピッチ&ラン」を極めろ!

前回「ドライバー抜きラウンド」で競技思考のマネジメントを吸収したが、その一方で浮き彫りになったショートゲームの技術不足。まずはグリーン周りの大基本である「ピッチ&ラン」から改めて勉強していきます。

■ゴルフ・トライアウト無限大とは
人気芸人のティモンディ(前田裕太・高岸宏行)が出演する動画企画。シーズン1でゴルフと「出合い」、シーズン2では「上達」をテーマにレッスンを重ね、一人前のゴルファーに成長。シーズン3では「楽しむ」ことをテーマに、さまざまなゲストの胸を借り、成長を加速させた。そして、このシーズン4は、“ゴルフ熱”急上昇中の前田がゴルフテックの吉田幸太郎コーチと共に、アマチュア競技全国大会出場を目指す。

グリーン周りは大忙し

大切なのはイメージを再現力

吉田コーチは、「アプローチに必要なのは、どのような弾道でピンに寄せるかのイメージと、それを実際に再現する技術」と言い切ります。ライ次第でスピンのかかりやすさが変わるので、しっかり球の状況を確認したのち、弾道のイメージを固め、打ち方を決めていきます。この一連をスロープレーにならないように行うので、他の人のプレーを見ている余裕は正直ありません。

“ピッチ&ラン”を極めろ

アプローチの基本はピッチ&ラン

“ロブショット”のように球を高く上げてキャリーでピンを狙う寄せ方は、難度が高く技術が必要です。距離感が出せずにショートしたり、トップしてオーバーしたりとリスクも高くなります。そのような技術も今後必要になってきますが、まずは基本中の基本、リスクが少ない“ピッチ&ラン”を極めていきます。前田さんは52度、56度、60度の3本のウェッジを持っていますが、ピッチ&ランに最も向いている56度で練習していきます。

グリーン奥からのアプローチ

関根勤さん命名の「アプローチ前田」(※シーズン3参照)改め「ランニングアプローチ前田」

2打目をハーフトップし、グリーン奥にこぼす場面はよくありますが、奥からは下りのアプローチが多いので、寄せるのは難しいです。「下り傾斜がそれほどきつい状況でなければ、転がして寄せる“ランニングアプローチ”のほうが簡単」と吉田コーチはいいます。ロフトの立った52度のウェッジを使い、さらにハンドファーストで構えロフトを立たせることで低い球が打ちやすくなります。

次回予告

苦手克服なるか

次回は前田さんが「苦手」と自覚するバンカーショットを特訓します。脱出するだけでなく寄せる技術も身につけ苦手意識を克服できれば、グリーンを狙う際もバンカーを怖がらずに済むので精神的に楽になります。吉田コーチはどのような練習をチョイスするのか。お楽しみに!

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