多彩なジャンルの力作ずらり、新潟県美術展(県展)が朱鷺メッセで開幕 4年ぶり作品鑑賞会も開催

県展の作品を展示する作業の様子=5月24日、新潟市中央区の朱鷺メッセ

 第77回新潟県美術展覧会(県展、新潟日報社など主催)の新潟展が5月26日、新潟市中央区の朱鷺メッセで開幕した。日本画、洋画、版画、彫刻、工芸、書道、写真の各部門の県展賞など、入賞・入選作が展示される。今回は4年ぶりに作品鑑賞会が開かれる。

 会場には、入賞・入選作1096点のほか、県展委員と無鑑査の作品69点も並ぶ。

 作品鑑賞会は新型コロナウイルスの影響で中止していたが、今回は毎日開催。会期中に7部門でそれぞれ2回ずつ、県展委員が解説する。日本画部門の小林充也さん(67)=上越市=は「県展賞をはじめ、新潟ならではの題材が多い。絵に込められた作者の思いを伝えられるよう解説したい」と話した。

 新潟展は6月4日まで。午前9時半〜午後4時半(最終日は午後3時)。700円(大学生以下無料)。その後、上越、長岡の両市を巡回する。

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