第77回新潟県美術展覧会(県展、新潟日報社など主催)の新潟展が5月26日、新潟市中央区の朱鷺メッセで開幕した。日本画、洋画、版画、彫刻、工芸、書道、写真の各部門の県展賞など、入賞・入選作が展示される。今回は4年ぶりに作品鑑賞会が開かれる。
会場には、入賞・入選作1096点のほか、県展委員と無鑑査の作品69点も並ぶ。
作品鑑賞会は新型コロナウイルスの影響で中止していたが、今回は毎日開催。会期中に7部門でそれぞれ2回ずつ、県展委員が解説する。日本画部門の小林充也さん(67)=上越市=は「県展賞をはじめ、新潟ならではの題材が多い。絵に込められた作者の思いを伝えられるよう解説したい」と話した。
新潟展は6月4日まで。午前9時半〜午後4時半(最終日は午後3時)。700円(大学生以下無料)。その後、上越、長岡の両市を巡回する。