今回の特オシは「新型コロナ5類移行後の初開催運動会の今」です。ようやく、いつもの運動会が戻ってきました。
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「赤も白も、力一杯がんばります」
20日に運動会が開かれた札幌市南区の真駒内公園小学校。新型コロナの影響を受け、2学年ごとに分けて開催していましたが、4年ぶりに全学年一斉に開かれました。
応援合戦)
「ボコボコと煮えたぎるマグマの色は何色だ」
「赤だ~!」
大声を出しての応援合戦も再開。そして保護者の人数制限もありません。
6年生)
「みんなのマスクを外した姿が見れて嬉しい」
札幌市では27日に89校、来月月3日に80校で運動会が行われるなど、コロナ対策で控えらていた風景が戻ってきました。
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そんな運動会がいつ、どうやって始まったか?実は今から150年ほど前の1874年に、東京・築地にあった「海軍兵学寮」という海軍士官を養成する学校で行われた「共闘遊戯会」という運動イベントが起源のひとつと言われています。
指導に当たっていたイギリス海軍所属の教師たちがより身体が鍛えられるように、座学の合間の息抜きとなるように開催したといわれています。その時の競技が書かれた表です。「ぼらのあみごえ」と書かれています。
これは、「高跳び」のこと。競技種目はイギリスのものが元になっていますが、楽しんでもらおうと思ったのか、工夫を凝らした翻訳がなされたようです。
ほかにも「てふのはなおひ」は…二人三脚などユニークな名前で呼ばれていました。
富国強兵の一環としてうまれ、広がっていった運動会ですが、現代ではどういう目的で行われているのか。教育の専門家である札幌国際大学の安井政樹准教授によると…。
・心身の健全な発達や健康保持
・規律ある集団行動の体得
・責任感や連帯感を養うといったことが目的で
現代では運動会が取り入れらているということです。
そして是非チェックしていただきたいのがこちら、「まだ間に合う!速く走るコツ」です。「かけっこ先生」に教えてもらいました。
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ウォーミングアップをするひとりの男性。「かけっこ先生」こと仁井有介さんです。伊達市出身の仁井さんは順天堂大学時代には400mリレーで、日本一に輝くなど活躍。実業団チームなどを経て、現在は各地を回り、多くの子どもたちに「走り方」を指導しています。
100mのベストは10.34秒。
快足の持ち主の仁井さんに、「速く走るコツ」を3つ聞いてみました!
「速く走るコツ!その1」
「一つ目は『真っ直ぐな姿勢』です。
背中が丸まっていたりお尻が抜けていたりする人は地面に加えた力をダイレクトにもらうことがむずかしくなります。横から見たときに、耳、肩、腰、膝、くるぶしが一直線になるような姿勢を心がけて走ると一層速さを体感できます」
「速く走るコツ!その2」
「二つ目は『ケンケンで走る』です。走るということは片足で自分の体重を片足で支えることになります。普段からケンケンをしておいて自分の体重を支えられるようにしておくことが大切です。そのうえで弾んでみる。これを交互に繰り返せばる形ができてきます」
「速く走るコツ!その3」
「『腕振り上と下』です。顔の前で指先が上、お尻の後ろで指先がしたこれを始まりと終わりにして肩を中心に上下を繰り返すことで地面にしっかりと力を加えることができる」
ということでポイントは3つありました。おさらいしますと
・1「真っ直ぐな姿勢」
・2「ケンケンで走る」
・3「腕振りは上と下」
ちなみに、『走るとき手の平はグーとパー、どっちがいいのですか』とよく聞かれるそうですが、答えは「リラックスしていればどちらでもよい」そうです。
ぜひ「かけっこ先生」の話も参考に力を出し切ってください。
