スピルバーグとルーカスがハリソン・フォードを「インディ・ジョーンズを演じられる唯一の俳優」と確信した理由

日本テレビ系金曜ロードショーと、entaxがコラボレーション。金曜ロードショーのここでしか聞けない“とっておき情報”を紹介する。

5月26日は、4作合計の興行収入が20億ドル(約2,800億円)にも及ぶ、超・メガヒットシリーズ“インディ・ジョーンズ”シリーズの第2作となる『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』が登場。

前作にも増してスリリングなアクションシーンが満載の本作。“聖なる石”の採掘現場からトロッコに乗って脱出する名シーンは、次から次へとアクシデントが降りかかり息つく間を与えない、ジェットコースター・ムービーそのもの。

1作目に続き、主人公のインディ・ジョーンズを演じるのはご存じハリソン・フォード。メガホンをとったスピルバーグ監督は、「ルーカス(本作では原案・総指揮担当)も僕も、ハリソンこそインディアナ・ジョーンズを演じられる唯一の俳優だと確信した」と公開当時に語っている。「彼はエロール・フリンやケーリー・グラントのような陽気さと、ハンフリー・ボガートのような冷たくハードな一面をあわせ持った男で、ハードボイルドとロマンチックな役を同時に演じわけられるから」とのこと。

また、子供のようにあどけなく、飾りっ気のない素朴さと素直さを持つインディ・ジョーンズの魅力が、演じるハリソン・フォードにも重なるのか、スピルバーグ監督は彼を「僕と同じようにピーターパンの服を着た大きな子供なんだ」とも評している。

今回、クラブシンガーのウィリー・スコット役には、100人以上の候補から選ばれ、作品をきっかけにスピルバーグ監督とのちに結婚する、ケイト・キャプショー。相棒の少年、ショーティ(ショート・ラウンド)役は、ベトナム移民のキー・ホイ・クァン。彼は昨年公開の『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で俳優業に本格復帰。ゴールデングローブ賞の授賞式ではスピルバーグ監督と、アカデミー賞の授賞式ではハリソン・フォードと感動の再会を果たした場面が世界中で話題となった。

来る6月30日(金)には第4作の公開から15年の月日を経て、最新作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が公開。その公開を記念して、金曜ロードショーは5月、6月に2作ずつ、“インディ・ジョーンズ”シリーズ4作を放送。ぜひこの機会をお見逃しなく!

【ストーリー】
1935年の上海。暗黒街のボスとの取引に訪れたインディはボスの罠(わな)にはめられ、命からがら脱出。相棒の中国人少年ショーティ、上海のナイトクラブで知り合った美女ウィリーとともに、インド奥地に逃げこむ。だが、寂れはてた村にたどり着いたインディたちは、村に襲いかかる邪教集団の存在を知り、村から奪われた聖なる石の奪回を頼まれる。かくしてインディは村の存亡を担ってジャングル奥地の魔宮を目指すのだった。

『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984 米)
監督:スティーヴン・スピルバーグ
製作:ロバート・ワッツ
原案:ジョージ・ルーカス
脚本:ウィラード・ハイク/グロリア・カッツ
音楽:ジョン・ウィリアムズ
製作総指揮:ジョージ・ルーカス/フランク・マーシャル
撮影:ダグラス・スローカム
編集:マイケル・カーン
プロダクション・デザイン:エリオット・スコット

出演
インディ・ジョーンズ:ハリソン・フォード(声:村井國夫)
ウィリー・スコット:ケイト・キャプショー(声:藤田淑子)
ショート・ラウンド:キー・ホイ・クァン(声:田中真弓)
モラ・ラム:アムリッシュ・プリ(声:石田弦太郎)
チャターラル:ロシャン・セス(声:羽佐間道夫)
ブランバート:フィリップ・ストーン(声:北村弘一)
ラオ:ロイ・チャオ(声:内海賢二)
カオ:リック・ヤン(声:小室正幸)
チェン:チュア・カー・ジョー(声:大滝進矢)
ウェバー:ダン・エイクロイド(声:加藤正之)

写真提供:(C)日テレ

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