この週末、沖縄は台風2号の影響を次第に受けるため、波が高くなり、風が強まってくる見通し。本州付近は広い範囲で晴れるが、北日本はあす(土)の午前中とあさって(日)の午後、傘の出番になる見込み。晴れる東日本や西日本も、この週末で日差しがしばらくおあずけになりそうだ。
■あす27日(土)の天気 広い範囲で雨傘より日傘が活躍
猛烈な台風2号は、26日(金)午後3時現在、発達のピークを迎えているものとみられる。今後も西寄りに進み、週明け以降、沖縄に接近するおそれがある。このため、あす(土)は沖縄では晴れ間があっても、海上はうねりを伴い次第にしける見通し。海のレジャーは控えた方がよさそうだ。
本州付近は、きょう(金)より晴れる所が多くなるが、北日本で午前中を中心に雨の残る所がある見込み。
日差しの力で、25℃以上の夏日エリアは拡大しそうだ。最高気温は、きょう(金)と同じか3℃くらい高く、27℃前後の所が多くなる予想。東京は28℃、札幌では3日連続で25℃以上の夏日になる見込み。気温だけでなく湿度もきょう(金)より高めになるため、ムシムシ感がアップしそうだ。熱中症や食品の管理に気をつけたい。
■あさって28日(日)の天気 じわりじわり近づく台風2号
沖縄は、早ければあさって(日)から海上が大しけになり、風が次第に強まる見込み。週明けには暴風が吹き荒れ、影響が長引くおそれがある。この週末までに対策を済ませておきたい。
関東から西は、九州の南東側斜面でにわか雨があるかどうかで、広く晴れる見込み。ただ、週明け29日(月)から前線や台風からの暖湿気の影響で、雨が長引き大雨になるおそれがある。悪めの予報を想定し、あさって(日)までの晴れ間があるうちに、雨への備え、雨どいや側溝の掃除などを進めておくとよさそうだ。北日本は、午前中、道北で雨が降り、午後は広い範囲で雨になる見通し。
また、蒸し暑さは、あさって(日)にかけて日に日に増しそうだ。
（気象予報士・丸田絵里子）
