『日本犬ならでは』の特徴6つ!お迎え前に知っておくべき注意点も解説

日本犬の種類

最近は海外生まれの犬を飼う人も増えていますが、純粋な日本犬の人気もまだまだ衰えていません。それどころか、海外からの注目を浴びる機会も増えていますね!

では、そもそも日本犬にはどのような犬種があるのかご存知でしょうか。

国の天然記念物に指定されている日本犬は、以下の6種類です。

  • 秋田犬
  • 柴犬
  • 四国犬
  • 紀州犬
  • 北海道犬
  • 甲斐犬

日本犬は「和犬(わけん)」とも呼ばれ、日本で生まれた在来犬種として姿を変えずに伝わり続けています。日本犬の歴史は古く、何と縄文時代から生きていたのでは、とも考えられているそうです。

日本人が犬を飼育するようになったのは奈良や平安時代からと言われていますが、そのころは番犬や狩猟犬としての役目を持っていたのだとか。そんな日本犬は、今では大切な家族として迎えられています。

「日本犬ならでは」の特徴とは

古くから日本人のそばに生き続いている日本犬ですが、他の犬種にはない、「日本犬ならでは」の特徴がいくつかあります。

もちろん犬種によっても多少の違いはありますが、こちらでは全体的に共通する日本犬ならではの特徴をご紹介します。

1.忠誠心が強い

日本犬の性格といえばこれ、「忠誠心の強さ」です。

たとえば秋田犬の忠誠心の高さは、世界的に有名なあの映画でも証明されていますが、実際に飼ってみるとよくわかるでしょう。

日本犬は飼い主に対して従順なので、昔の日本では番犬として活躍していました。自分だけに忠誠心を注いでくれるので、飼い主としてはこれ以上ない心強さを感じられる存在になります。

2.被毛はダブルコート

日本犬全体に共通するのが、「被毛はダブルコートである」という特徴です。

また、日本犬の毛色は、胡麻・赤・黒・虎・白の5色があります。

四季のある日本で生まれた犬なので、冬を迎える前にはアンダーコートが生え、また春を迎えると抜けていく換毛期があるのが特徴ですね。

表面の毛は硬めですが、アンダーコートはふわっとしています。

3.警戒心が強い

キリッとした表情を見せる日本犬は、警戒心が強い犬としても知られています。飼い主に対しては従順ですが、それ以外の人にはなかなか慣れない気質でもあります。

警戒心が強いため、信頼をしてもらうまで少々時間がかかります。あまり甘えることのないツンデレな犬に成長することもありますが、これもまた日本犬ならではの特徴と言えるでしょう。

4.気性が荒め

日本犬の種類や性別にもよりますが、やや荒い気質を持つ傾向が高いです。狩猟犬や番犬としてもルーツを持つので、気性の荒さを感じる一面を持っています。

頑固な犬が多いのも「日本犬ならでは」なので、ある程度の飼育経験がないと難しい場面もあるでしょう。

5.身体能力が高い

素朴な雰囲気を持つ日本犬ですが、その身体能力に驚く人は多いようです。

例えば大型犬に属する秋田犬は、かつて闘犬として活躍した強さがあり、野犬のルーツがある紀州犬は長時間の運動にも耐えられます。

持久力のある日本犬には、十分な運動を行わせることが重要です。

6.がっしりとした体格

日本犬は全体的に、筋肉質でがっしりとした体格をしています。巻いた尻尾はチャーミングですが、ムキッとした体つきからは頼もしさを感じられますよね。

小型犬に属する小豆柴のような種類もいますが、日本犬は中型犬から大型犬に属する大きな体つきをしています。

「想像以上に大きく育つ」という感想を持つ人が多いので、迎え入れる前にサイズ感を把握しておくことが大切です。

まとめ

今回は「日本犬ならでは」の特徴をご紹介しました。

ほかの犬種にはない忠誠心の強さに、思わずキュンとしてしまいますが、意外と気性が荒かったり頑固な面もあり、ある程度の飼育経験が必要な面もあるようです。

これから日本犬を迎える人は、ぜひ日本犬の特徴を知った上で飼育環境を整えましょう!

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