大卒就職率97.3%、前年度より1.5pt増…文科省・厚労省調査

令和4年度 大学等卒業者の就職状況調査(4月1日現在)

文部科学省と厚生労働省は2023年5月26日、2023年3月大学等卒業者の4月1日現在の就職状況を発表した。大学生の就職率は97.3%で、前年同期比1.5ポイント増。この内、国公立大学の就職率は97.4%、私立大学は97.2%。共に全体と同程度、前年同期に比べ就職率を伸ばしている。

「大学等卒業者の就職状況調査」は、大学、短期大学、高等専門学校および専修学校卒業者の就職状況等について実態を把握し、就職問題に適切に対処するための参考資料を得るため、1996年度(平成8年度)より調査を実施。設置者や地域等を考慮し、文部科学省・厚生労働省が112校(国立大学21校、公立大学3校、私立大学38校、短期大学20校、高等専門学校10校、専修学校20校)、調査対象人員6,250人を抽出。電話や面接等の方法により、4月1日現在の状況をとりまとめた。

大学(学部)の就職率は97.3%で、前年同期比1.5ポイント増加。大学の就職率の内訳をみると、国公立大学は前年同期比1.3ポイント増の97.4%、私立大学は前年同期比1.6ポイント増の97.2%。文理別では、文系が前年同期比1.7ポイント増の97.1%、理系が前年同期比0.7ポイント増の98.1%。

男女別では、男子大学生が前年同期比2.7ポイント増の97.3%、女子大学生が前年同期比0.2ポイント増の97.3%。国公立大学の女子のみ、前年同期と比べて就職率がダウンし、0.2ポイント減の97.4%となった。

地域別では、「中国・四国」の98.6%(前年同期比6.4ポイント増)がもっとも高く、ついで「関東」98.4%(同1.7ポイント増)、「近畿」97.6%(同1.8ポイント増)、「九州」96.2%(同0.2ポイント増)。「中部」は唯一前年同期比で減少に転じ、95.4%(同1.6ポイント減)、「北海道・東北」は94.8%(同1.4ポイント増)となった。

大学以外の就職率は、短期大学が前年同期比0.3ポイント増の98.1%、高等専門学校は99.2%(同0.1ポイント増)、専修学校(専門課程)は95.7%(同1.0ポイント増)。

文部科学省と厚生労働省は、未就職のまま卒業した人等に対して、新卒応援ハローワークの就職支援ナビゲーター(相談員)と大学等の就職相談員が連携し、きめ細かな就職支援を継続していく他、事業主に対しては既卒者が卒業後少なくとも3年間は「新卒枠」に応募できるよう、引き続き周知徹底を図っていくとしている。

畑山望

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