名門リーベル・プレートのホーム「エル・モヌメンタル」、サッカー専用スタジアム化でこんな姿に!

28チームで行われている2023シーズンのアルゼンチン1部リーグ。

17節終了時点で首位に立っているのは、ボカ・ジュニオルスと並ぶ名門リーベル・プレートだ(※昨季王者ボカは現在10位)。

今季からOBのマルティン・デミチェリス監督が就任したリーベル。現役時代にバイエルンやマンチェスター・シティでプレーした指揮官のもとで2年ぶりの優勝を目指している。

そんなリーベルのホームと言えば、「エル・モヌメンタル」ことエスタディオ・マス・モヌメンタル。1978年ワールドカップ決勝の舞台として知られ、この地でアルゼンチンはオランダを破り、初の世界王者に輝いた。

そのエル・モヌメンタルが、今はこんな姿になっているぞ。

陸上トラックが印象的な“おわん型”の巨大スタジアムだったエル・モヌメンタルだが、2020年に改修工事がスタート。従来のスタンドの内側に新たなスタンドを増設し、専用スタジアム化された。費用はネーミングライツの売却などで捻出されている。

これによりもともと7万人以上入るスタジアムが、83,214人収容へと拡張されている。すごい!

こちらは2週間前の5月7日に開催された、ボカとのスーペルクラシコの様子。当然のことがながらスタンドはギッチリ埋まっている。

試合は、後半アディショナルタイムにミゲル・ボルハのPKでリーベルが先制。その後、両チームがピッチ上で大揉めし、それぞれ3人ずつが退場するスーペルクラシコらしい激闘だった。

【関連記事】新国立も?陸上トラックを撤去して「サッカー専用」になったスタジアム10選

なお、アルゼンチンはウルグアイ、パラグアイ、チリとともに2030年のワールドカップ招致を目指している。実現すればエル・モヌメンタルも52年ぶりにワールドカップの試合会場となるはずだ。

© 株式会社ファッションニュース通信社