霧馬山、大関へ大きく前進 3場所で34勝、目安上回る

北青鵬を破り、11勝目を挙げた霧馬山=両国国技館

 大相撲夏場所13日目の26日、関脇霧馬山が平幕北青鵬を下して11勝目を挙げ、来場所の大関昇進に大きく前進した。直近3場所で合計34勝目をマークし、昇進の目安とされる33勝を上回った。

 モンゴル出身で27歳の霧馬山は小結の初場所で11勝、新関脇の先場所は12勝で初優勝。今場所も8日目から6連勝と調子を上げ、横綱照ノ富士らと賜杯争いをしている。

 番付編成を担う日本相撲協会審判部が昇進を諮る臨時理事会開催を八角理事長(元横綱北勝海)に要請し、了承されれば大関昇進が事実上決定。これまで理事会で昇進が見送られた例はない。モンゴル出身の大関は過去5人いる。

© 一般社団法人共同通信社