G7会合控え、いろは坂の標識装い新たに 奥日光、48カ所に様々なイラスト

いろは坂のカーブ標識を新品にかけ替える作業員=26日午前9時30分、日光市中宮祠

 栃木県日光市で6月に開催される先進7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍担当相会合を前に、県は26日、奥日光へ通じる同市内のいろは坂(国道120号)でカーブ標識48カ所のリニューアルを行った。

 会合に向けたおもてなしプロジェクトの一環。標識はカーブごとに第一いろは坂(下り)に28カ所、第二いろは坂(上り)に20カ所あり、それぞれ「いろは歌」の平仮名と県花のヤシオツツジのイラストが記されていた。1995年に設置され、経年劣化などで視認性が低下していた。

 新たな標識の大きさは、従来と同じ縦横60センチ。リニューアルに合わせ1種類だったイラストを同市に関連した48種類に変更した。例えば、31カーブでは「け」の文字にちなみ華厳の滝のイラストが記されている。

 この日は、午前中から作業員が古い標識を取り外し、手際よく新たな標識に取り換えていった。県日光土木事務所の橋本達雄(はしもとたつお)次長は「各イラストを楽しんでいただき、実際にその場所へ足を運んでもらえれば」と話した。

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