山口祇園祭打ち合わせ会が5月23日に 今年は"完全開催"目指す

 山口の夏を告げる風物詩、山口祇園祭開催に向けた打ち合わせ会が、23日に山口市の大殿地域交流センターで開かれ、関係者約40人が出席した。

▲会には約40人が出席

 2020年から昨年までの3年間同祭は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、神事に限定して開催されてきた。今年は、同感染症の分類が5類に移行したため、同祭振興会などが"完全開催"を決定。「さまざまな関連行事の再開には時間も必要だろう」と、例年より約1カ月早く開かれた。

 毎年7月20日から27日までの1週間開催される山口祇園祭は、八坂神社(山口市上竪小路)の祭礼。会の冒頭、同神社の小方礼次宮司と同祭振興会の宗像常明会長が「今年は完全復活させたい」とあいさつした。

 続いて、同20日(木)から同27日(木)までの祭典日時・奉納神賑行事(浦安の舞奉納、御神幸行列奉仕)、関連行事(鷺替行事、鷺の舞奉納、祇園囃子、市民総踊りなど)、御神幸・御還幸御神輿奉仕などの確認がされた。大殿小と白石小の5年生女子が毎年持ち回りで練習を重ね披露する「浦安の舞」は、今年は大殿小児童が担当する番で、現在舞姫を募集中だと報告された。また、御旅所(山口市駅通り1)前のくじ引き「鷺替行事」は、にぎわいが予想される20日、24日(月)、27日は朝から夜まで、それ以外の日は夕方から夜まで開催する予定。祇園囃子を奏でる菊水鉾と真車山は、4年ぶりに巡行する。

 また、この3年間は八坂神社・御旅所間をトラックで運搬された3基の御神輿は、裸坊による巡行が復活する。担ぎ手の募集も始まった。最も大きな「8角」は120人から130人、「6角」は100人から120人、「4角」は80人から100人が必要で、約2キロの市中を交代しながら練り歩く。

▲昨年はトラックで御神輿を運搬

 申し込み・問い合わせは山口祇園祭振興会(TEL083-920-0222)へ。6月30日(金)締め切り。

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