会話形式で即座の返答重視 全国学力テスト、英語「話す」

全国学力テストの英語の「話す」テストに臨む生徒たち=4月、東京都内の中学校

 文部科学省は26日、小学6年と中学3年を対象に4月に実施した全国学力テストのうち、中3が受けた英語の「話す」分野の出題内容を公表した。会話の中で相手の質問を理解し、すぐに自分の意見を英文で発話する力を重視する設問となった。成績の集計結果は7月下旬に発表する。

 動画を視聴する出題形式で、大問の一つは英語を話す留学生と動物園を訪れたとの設定。「次はどこに行くのか」「カンガルーについて疑問があれば私に尋ねて」などと話しかけられ、英語による返答が求められた。また、環境保護に関する他の生徒の発表を聞いた上で自分の意見を述べさせる大問もあった。

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