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2023年5月26日に公開された動画のテーマは……どこよりも早い？衆院選注目選挙区特集！東京8区
今回はMC鈴木邦和と選挙ドットコム編集部で元都政新報記者の伊藤由佳莉で、東京8区について語りました。
杉並区政に改革の波！次期衆院選への影響は？
【このトピックのポイント】
・2021年衆院選では野党共闘で吉田晴美氏が石原伸晃氏の牙城を崩す
・野党も自民党も不安定な状況が続く。維新の候補擁立で次期衆院選は激戦となるか
・杉並区は女性区長が誕生し区議会も過半数が女性に。衆院選も女性候補がやや有利か
衆院選東京8区 2021年の結果を振り返る
東京8区は杉並区の中西部に位置しています。区割り変更で一部が27区に移行しました。
2021年の衆院選では、立憲の吉田晴美氏が自民党重鎮の石原伸晃氏に勝利。石原氏は比例復活もできず落選しました。
「非常に衝撃的でした」と当時を振り返る編集部・伊藤。吉田氏が勝利した要因については吉田氏が野党候補として一本化できたことと、一枚岩になりきれなかった自民党側の事情の相乗効果によるものではないかと分析しました。
MC鈴木「確か米重さんも『野党がまとまればこの結果になるのは当然だ』みたいなコメントしてましたよね」
次の衆院選 東京8区はどうなる？
次期衆院選でも、吉田氏と石原氏は立候補が予想されます。さらに日本維新の会も候補者擁立の可能性があります。
野党側を見てみると、吉田氏は櫛渕万里氏の懲罰動議をめぐって前回共闘したれいわ新選組と関係性がぎくしゃくしている様子。一方で自民党側の組織体制も不安定な状況が続いています。
野党も自民党も次の衆院選までにまとまれるのか不透明ななか、そこに今勢いのある維新の候補が入ってくればかなり激しい戦いになりそうです。
まだ維新の候補は決定しておらず、今後の動きに注目が集まります。
東京8区が属する杉並区の変化
東京8区の行方を占う上で杉並区の状況も見逃せないポイントです。
2022年の杉並区長選では、新人の岸本聡子氏が現職の田中良氏を約187票差で破り当選。当時都政新報の記者だった編集部・伊藤は「まさか田中良さんが負けるなんてというところもあって。187票でひっくり返るというのも衝撃的な結果でした」と振り返りました。
新区長に就任した岸本氏は自ら広報活動を行い、区長会見を実施するなど区政においてリーダーシップを発揮しています。
編集部・伊藤「改革をやり遂げたっていう点で小池都知事と似ているという話もあります」
MC鈴木「それいい意味で捉えていいんですか？」
編集部「わたしはいい意味でいったつもりではあるんですけど」
一方で独善的との批判もあるようです。いずれにしても岸本区政によって杉並区に新しい風が吹いているのは間違いなさそうです。
2023年4月の杉並区議選では女性議員が過半数になり、自民党は16から9に議席を減らしました。
この結果について編集部・伊藤は「2017年の都議選で都民ファーストの会が議席を席巻したのと同じくらいのインパクトがあった」とコメントしました。
自民党候補が大量に落選した背景には、岸本区長を支持する議員や候補者がより多くの有権者の支持を集めたと考えられます。
改革を求める民意が区議会に大きな変化をもたらしたという点において「維新の躍進と共通しているところがある」と編集部・伊藤はコメントしました。
ただ、区議会においては岸本区政を推す勢力と自民党勢力の衝突によって一部支障が出ているようです。
5月19日に区議会の議長選挙が実施され、自民党の井口かづ子議員が選ばれました。
これは事前に人事が決定しているという慣例に反するものであり、編集部・伊藤は「調整したうえで決めるような重要な人事が、調整でまかり通らない機能不全に陥っている」と解説。
MC鈴木も「議長人事を調整したのにそうならなかったということは、それ以降の調整が必要な案件が全部そうなる可能性があるということですよね」と事の重大さに言及しました。
今後の区政運営が円滑に行われるようになるのか、有権者の求める改革が実現していくのか、選挙だけでなくその後も注視していく必要がありそうです。
最後に東京8区の行方について、編集部・伊藤とMC鈴木は杉並区の状況を踏まえ現時点では吉田氏有利と予想。
MC鈴木は「野党がまとまってしまったら、自民党はまとまった上で無党派層にもリーチしないとこの選挙区は厳しいだろうと思います」と締めくくりました。
動画本編はこちら！
大波乱の杉並区が属する東京8区！次期衆院選の展望は？
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