Jリーグ売上高、コロナ前に回復 22年度の経営情報を開示

 Jリーグは26日、3月決算の2クラブ(柏、湘南)を除くJ1からJ3までの56クラブの2022年度経営状況を開示し、全体の売上高は1304億円だった。19年度比103%で、新型コロナウイルス感染拡大前の水準にまで回復した。

 観客の人数制限が徐々に緩和されたため入場料収入は21年度と比べて148%と大幅増だったものの、19年度比では80%にとどまっている。

 単年度赤字は21クラブで、債務超過はJ1のC大阪、福岡、鳥栖、J2東京V、J3鳥取の5クラブ。Jリーグはコロナ禍の一時的な措置として財務基準に猶予期間を設けており、23年度まで債務超過はクラブライセンスに影響しない。

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