【速報】銚子・旭で震度5弱 旭市の男性「どんどん揺れが激しく」

情報収集にあたる市職員=銚子市役所

 26日午後7時3分ごろ、旭市と銚子市で震度5弱の地震があった。東京都心や横浜市でも震度3を観測した。気象庁によると、震源地は千葉県東方沖で、震源の深さは約50キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6.2と推定される。津波の心配はない。

 千葉県内では11日にも、木更津市で最大震度5強の地震があった。

 旭市の版画家、土屋金司さん(68)は、市内の自宅にいて地震が発生した。「どんどん揺れが激しくなって、地震が終わった後も洗濯物が2~3分揺れていた」と説明。室内の物が倒れるなどの被害もなかったという。

 同市は東日本大震災の際、津波で甚大な被害を受けている。「津波はないようなので安心したが、最近は各地で地震が続いているので注意しないといけない」と話した。

 同市内で飲食店を営む50代女性も「揺れはだんだん強くなった。横揺れだった。店に被害はない」と語った。旅館業の60代男性は「結構揺れたけど、東日本大震災ほど長く続かなかった。宿に被害も、けが人もない」と話した。

 地震を受け、銚子市は総務課職員による警戒本部を設置し被害状況などの情報収集を行った。成田国際空港は、A、B滑走路とも午後7時5分ごろに閉鎖し安全点検。同25分ごろに安全を確認して運用を再開した。

 JR千葉支社によると、総武本線、内房線、鹿島線、久留里線、外房線、東金線、成田線でダイヤが乱れた。銚子電鉄も全線で一時運転を見合わせた。

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