名古屋グランパスのDF森下龍矢が日本代表へ初招集された。
現在J1で3位の名古屋において非常に高いパフォーマンスを見せている森下。日本代表のサイドを活性化させる人材として期待される。
森下はジュビロ磐田U-18から進学した明治大学で4年次の2019年、大学3冠(関東リーグ、総理大臣杯、インカレ)を達成したメンバーの一人。
当時の主力選手たちは現在Jリーグで活躍している選手ばかりなので、森下以外で特に活躍が目立つ8名を紹介する。
ちなみに、同世代の筑波大学にいたのが三笘薫であり、明治を筆頭に当時の関東リーグでは「三笘包囲網」が敷かれていた。
GK:早川友基
1999年3月3日生まれ(24歳)※1学年下
鹿島アントラーズ所属
今季開幕からフル出場を続けている鹿島の新守護神。
桐蔭学園高校から明治大学へ進学。1年次の総理大臣杯で公式戦デビューを果たすと、そのまま全試合にフル出場して準優勝に貢献した。
2019年は3年生ながら背番号1をつけ、3冠獲得に大きく貢献している。
DF:常本佳吾
1998年10月21日生まれ(24歳)
鹿島アントラーズ所属
1歳年下の早川とは小学校、中学校、大学が同じという幼馴染。
常本は高校まで横浜F・マリノスのアカデミーで過ごし、高3時にはキャプテンも務めたがトップ昇格は果たせず。明治大学へ進み、3冠を手に鹿島の一員となった。
鹿島では基本的に右サイドバックで出場しているが、先日の札幌戦では左に入り持ち味の対人能力で金子拓郎を封殺した。
DF:中村帆高
1997年8月12日生まれ(25歳)
FC東京所属
同学年に常本佳吾と中村帆高がいたことだけを見ても、当時の明治がいかに破格であったかが分かる。
中村もまた横浜F・マリノスのアカデミー出身で、日大藤沢高校から明治大学へ進学。3冠を達成した2019年は主に3-2-3-2の右ウィングバックを務めた(常本は3バックで出場)。
ちなみに逆サイドの左ウィングバックに入っていたのが今回日本代表入りした森下である。
DF:須貝英大
1998年10月27日生まれ(24歳)※1学年下
ヴァンフォーレ甲府所属
3冠を達成した翌年、2020年にキャプテンを務めていたのが須貝だ。
浜松開誠館高校から明治大学へ進学し、4年次はシーズン終盤に足首骨折で離脱を余儀なくされたもののチームは関東リーグを連覇を果たした。
2021年に生まれ故郷の山梨でプロキャリアをスタートさせ、昨年は主力としてクラブ初タイトルとなる天皇杯優勝に貢献した。
MF:瀬古樹
1997年12月22日生まれ(25歳)
川崎フロンターレ所属
三菱養和SCから進学し、4年次にボランチのレギュラーを務めた瀬古。
2020年にプロ入りした横浜FCですぐに主力として活躍し、2年目にはキャプテンも務めた。
川崎では苦戦を強いられていたが、今季開幕後にスタメンの座を掴み、そこからチームも徐々に調子を上げている。
MF:安部柊斗
1997年12月5日生まれ(25歳)
FC東京所属
瀬古とボランチでコンビを組んでいたのが安部。
FC東京U-18から明治大学へ進学し、3冠を手土産に帰還。プロ2年目の2021シーズンからレギュラーに定着している。
5月12日に国立で行われたFC東京と川崎の「多摩川クラシコ」では瀬古との明治対決が話題に。安部がゴール、瀬古がアシストとそれぞれ結果を残している。
FW:小柏剛
1998年7月9日生まれ(24歳)※1学年下
北海道コンサドーレ札幌所属
大宮アルディージャのアカデミー出身。高3時に高円宮杯プレミアリーグEASTで得点王に輝きながらトップ昇格できず、明治大学へ進学した。
大学屈指の快速アタッカーとして早くから活躍し、3年次には10番に。3冠にももちろん貢献している。
札幌でもプロ1年目から30試合に出場し7ゴールを記録。シーズン終了後には日本代表に初招集された(※怪我で辞退)。
FW:佐藤凌我
1999年2月20日生まれ(24歳)※1学年下
アビスパ福岡所属
最後は今季から地元のアビスパ福岡へ加入したイケメンストライカー。
東福岡高校では藤川虎太朗、高江麗央、小田逸稀らと同期。2019年の明治大学ではインカレで得点王に輝いた。
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2021年にプロ入りした東京ヴェルディで2シーズン連続13ゴールを記録し、今年地元の福岡へ個人昇格している。