中ロ首脳と電話会談 ブラジル大統領

 【サンパウロ共同】ブラジルのルラ大統領は26日までに、ロシアのプーチン大統領と中国の習近平国家主席と個別に電話会談したとツイッターで明らかにした。ウクライナ和平の必要性を話し合ったという。

 ルラ氏はプーチン氏との会談で、中国やインド、インドネシアと共に和平に向けてロシアとウクライナの「双方と話し合う」準備ができていることを伝えた。

 ルラ氏はウクライナ和平に向けた多国間の交渉の枠組みづくりに前向きで、中国などと協力したい意向を示していた。先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の際の記者会見では、ウクライナに武器を供給している欧米諸国を批判していた。

 習氏との電話会談ではブラジルと中国の戦略的パートナーシップのほか、ロシアなどと構成する新興5カ国(BRICS)の8月の首脳会議も議題になったという。

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