青空に映える伝統の舞 真岡女子高、192人が「『荒城の月』幻想」披露

真岡女子高伝統の舞を披露する生徒たち

 【真岡】真岡女子高は24日、伝統の「『荒城の月』幻想」の演舞を同校校庭で行い、3年生192人が優雅な舞を披露した。新型コロナウイルス感染対策として過去3年間は「3密」を避けた振り付けだったが、今回は4年ぶりに通常通りの舞を演じた。

 演舞は1968年に始まり今回で56回目となった。生徒は昨年12月から体育の授業などで練習を重ねた。

 本番は1、2年生や保護者が見守る中、滝廉太郎(たきれんたろう)の「荒城の月」に合わせて演舞した。見せ場の「花」や「波」では扇を使いながらクラスごとに息の合った動きを見せた。

 ダンス部の馬場日菜多(ばばひなた)部長(18)は「皆が動きを合わせようとする気持ちが伝わってきた。私たちは中学3年の時からコロナ禍だったので、制限がない中でできたのが素直にうれしかった」と喜んだ。

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