打木かぼちゃ朱色で丸々 JA金沢市が初出荷

初出荷を迎えた打木赤皮甘栗かぼちゃ=下安原町のJA金沢市砂丘地集出荷場

 加賀野菜の一つ「打木(うつぎ)赤皮甘栗(あかがわあまぐり)かぼちゃ」の出荷が26日、下安原町のJA金沢市砂丘地集出荷場で始まり、丸々と育った朱色のカボチャ約125キロが箱詰めされ、県内の市場に送り出された。27日昼にも店頭に並ぶ。

 ねっとりとした食感と強い甘みが特長で、今季は生産者4人が、ハウスと露地栽培を合わせ、前年比約10アール増の約79.8アールで栽培している。出荷時期は、消費者により長い期間カボチャを味わってもらおうと例年より2週間早め、6月中下旬ごろにピークを迎える。

 出荷量は前年比約1トン増の約9.5トンを見込んでおり、同JA打木赤皮甘栗かぼちゃ部会の橋本一吉部会長(68)は「順調な生育だ。天ぷらやスープにして味わってほしい」と話した。

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