【装蹄師・西内荘コラム】競馬の祭典、日本ダービー

やって来ました日本ダービー。競馬の祭典はコロナ以前だと知らない取材班がいたりして異様な雰囲気に特別感が漂っていました。それからすると引き続きまだいつもより取材陣が多いかなって感じなのですが、私たちにすれば今週は特別な週で担当する装蹄馬がいるだけでも嬉しく思うし、良い緊張感を味わえるんです。

装蹄するショウナンバシットは高額で取り引きされた馬です。そんな馬の初めての装蹄はそれなりに緊張します。ましてダービーの装蹄となると何回経験しても緊張します。バシットは人気薄ではありますが、新馬戦の頃のトモの緩さからすると皐月賞がホップでダービーがステップの表現になります。ジャンプは秋かなとは思うけど装蹄する度しっかりしてくる馬には魅力があります。

久しぶりにスタンドから観戦

皐月賞は道悪がよかったと言われていますが、道悪巧者であってもトモが完成されていなかった中での好走ですからね。それとシルバーステート産駒は距離がとも言われていますが、装蹄からは長い距離のタイプの感じがするし体型的にも中、長距離ではないかと、精神的にも成長して今回はおとなしく装蹄させてくれました。久しぶりにダービーはスタンドから声援を送りたいと思います。

●5月27日(土)
・京都
3R レーヴスレアリーズ
4R ユハンヌス
5R チュウワハート
6R ダミエ
11R ヤクシマ

●5月28日(日)
・東京
8R ダノンターキッシュ
11R ショウナンバシット

・京都
1R ローザ
スマートケープ
2R サイモンザナドゥ
3R エイシンネクタル
8R カフジエニアゴン
12R チュウワノキセキ

以上が装蹄から感じた好感触馬です。

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