<あのころ>炭鉱不況に陥る 寂れゆく炭住街

1953(昭和28)年5月27日に撮影された福岡県内の炭住街。日本の産業を支えてきた炭鉱が不況に陥った。極貧の暮らしぶりを伝える佐賀県の少女の日記「にあんちゃん」(安本末子著)はこの年に書かれた。59年には土門拳が「筑豊のこどもたち」を撮影、失意のどん底にあった生活を子供たちを通して紹介した。

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