長崎県内私立高の就職率100% 1999年度以降最高 県外から求人増

 長崎県学事振興課は26日、3月に卒業した県内私立高校生の就職状況(3月末時点)を発表した。卒業した3516人のうち、昨年10月末時点で776人が就職を希望。県外企業を含む就職内定者は同数の776人で、就職率は記録が残る1999年度以降最高の100%(前年同期比3.1ポイント増)だった。このうち県内企業への就職は75.6%。
 同課によると、県外の大手企業から各校への採用の申し入れが増加。新型コロナ禍が落ち着き始め「企業が高校生の採用に力を入れている」とみている。私立高に配置している県内就職推進員の支援も奏功したとみられる。
 就職を希望した776人のうち、県内企業の希望者は595人で、このうち98.7%(同2.3ポイント増)が実際に県内で就職。県外企業は181人が希望していたが104.4%の189人が就職した。
 県教委は同日、公立高卒業者の就職率(3月末時点)を発表。就職率は99.4%(同0.2ポイント減)で、うち県内企業に内定したのは67.4%(同2.5ポイント減)だった。

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