パソコン修理名目で40万円被害 長崎市80代男性

 浦上署は26日、長崎市の80代男性が、パソコンの修理費名目で計40万円をだまし取られるニセ電話詐欺(架空料金請求)事件が発生したと発表した。
 同署によると、男性は22日、パソコンに解読不能な日本語が羅列された警告画面が表示されたため問い合わせ先に連絡。マイクロソフト社のジョンを名乗る男が片言の日本語で「パソコンを修理する」「修繕費や2年間のサポート補償費を支払ってもらわないといけない」などとうそを言い、電子マネーカードでの支払いを求めた。購入時には店員に「子どものゲームのため」と説明するよう要求した。
 信じた男性は近所のコンビニでカードを買い、パソコンにIDを入力。しかし男から間違っていると連絡があり、再度カードを購入するなどし、5回にわたって計40万円分をだまし取られた。
 不審に思った男性が23日、同署に届け出て発覚。同署は、電子マネーでの支払い要求をされたら必ず家族や警察に相談するよう呼びかけている。

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