水槽の中に…泳ぐ目玉焼き? 鶴岡・加茂水族館のクラゲ、ツイッターで話題

目玉焼きのようなクラゲに見入る来館者=鶴岡市立加茂水族館

 水槽内に目玉焼き? 鶴岡市立加茂水族館(奥泉和也館長)で展示中のあるクラゲが、ツイッターで話題を集めている。英語でフライド・エッグ・ジェリー(目玉焼きクラゲ)と呼ばれる種類で約10年前から飼育している。訪れた人は「目玉焼きが泳いでいる」「写真映えしそう」などと喜んでいる。

 学名は「コティロリーザツベルクラータ」で、地中海に生息する。傘の中央部が黄色っぽく盛り上がっているのが特徴で、形状と色合いの要因は分かっていない。傘の直径は10~15センチほどで最大20センチになるという。2013年にドイツ・ベルリンから運び込まれ、現在は円筒形の水槽で10匹ほどを紹介している。

 来館者が今月中旬にツイッターに投稿した画像が注目され、拡散された。「目玉焼きにしか見えない」「しょうゆをかけたい」などとコメントが付き、投稿画像を見て同館を訪れ、撮影する人が増えたという。クラゲ担当の飼育員池田周平さん(36)は「反響の大きさに驚いている。水槽の下方向に泳いでいる時に写真撮影すると目玉焼きに見えやすい」と話していた。

© 株式会社山形新聞社