日本代表DF冨安健洋が所属するアーセナルとキットサプライヤーのadidasは26日、2023-24シーズンで着用する新ホームユニフォームを発表した。
このユニフォームは今週末に開催される22-23プレミアリーグ最終戦でデビューとなる。
Arsenal 2023-24 adidas Home
アーセナル 2023-24 adidas ホーム ユニフォーム
23-24新ホームユニフォームは、首元まで完全にホワイトで塗りつぶした袖と、シャツ全体を覆うジグザグ模様のグラフィックが目を引くデザイン。メーカーロゴと袖のスリーストライプスはゴールドで華やかに彩る。
パンツとソックスはホワイトが基本スタイルだが、パンツはアウェイ用でレッドも用意されている。
アーセナルのキットは昔から「肩は赤、袖は白」が好まれるとされ、今回のようなデザインはどちらかと言えば少数派。そのスタイルをあえて今回採用したのには明確な理由が存在する。
23-24ホームキットのデザインは、03-04シーズンのプレミアリーグで無敗優勝(26勝12分0敗)という歴史的偉業を成し遂げた伝説のチーム“インヴィンシブルズ(無敵のチーム)”に敬意を表したデザインだ。
優勝20周年を祝して当時のチームが着たユニフォーム(02-04モデル)にインスピレーションを得たもので、その特徴は“白い肩”と“白縁取りの丸首”に表れている。
サイドと裾のストライプ部分には、03-04シーズンの成績を「W(勝利)とD(引分け)」で表現。そのままだと文字が見えにくいので画像は色を若干加工している。見事にWとDのみが並び、当然ながら「L(敗戦)」は見当たらない。
23-24モデルのもう一つの特徴が稲妻模様のジグザグパターン。これはNike最初のユニフォームである1994-96モデルなどで使われた模様で、22-23モデルの襟とソックスに“復活”させたことで話題となった。
今回のデザインでは、その稲妻模様をさらに強調してきた感がある。
アーセナルが公式サイトで展開する新ユニフォームのキャンペーンでは、“FOREVER ARSENAL”のキーワードとともに懐かしのゴシック調ロゴマークが登場。
これはかつてのエンブレムに使われていたロゴであり、94-96モデルの腰部分にも大きくプリントしていた。単なる偶然かもしれないが、稲妻模様とゴシック調ロゴが奇妙な一致を見せる。
23-24モデルはadidasらしさを保ちながらも、随所に懐かしのNikeを彷彿とさせるユニとなった。
23-24新ユニフォーム発表と同時に公開となった数々のイメージビジュアル。多くの男女選手が参加しているが、その中に冨安健洋の姿も!
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伝説の“無敗優勝チーム”に敬意を表した23-24新ユニフォームは、28日にホームで開催されるウォルヴァーハンプトンとのプレミアリーグ最終戦でデビューの予定。
現地では既にレプリカやオーセンティックなど各種ユニフォームが発売となったが、日本ではアディダス公式オンラインストアで7月より順次発売予定となっている。
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