ペップ、リーガでの人種差別に「彼らは学ぶべき」…「ある場所に限ったものではない」とも

写真:Getty Images

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が自国スペインで改めて浮き彫りの人種差別問題に強いメッセージを発信した。

試合中にレアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールに対する再びの人種差別が明るみとなり、波紋が広がるラ・リーガ。ヴィニシウスの母国ブラジルでは大統領が遺憾の意を表するなど、外交問題にまで発展している。

イギリス『メトロ』によると、グアルディオラ監督も自国での人種差別に心を痛めているようで、世界規模の問題としながら、ラ・リーガに「彼らは(プレミアリーグから)学ぶべきだ」と苦言。優劣をつける風潮も良くないと語った。

「ここでは(人種差別に)厳格。彼らは自分たちが何をすべきかを知っている。もちろん、人種差別はどこにでもある問題であり、ある場所に限ったものではないがね」

「自分たちは隣よりも良いとか、他よりも良いという考え自体が問題だ。どの国でも、どの世代でもね」

「我々の祖先は移民、戦争、独裁政権を潜り抜け、国を移動し、そこで家族を築かなければならない者もいた。その問題はどこにもである。性別や肌色だけではない」

© 株式会社シーソーゲーム