反戦や平和への願い込めたバラ公開 横浜でまつり開催へ

自慢のバラとともにほほえむ樋口義博さん=横浜市青葉区

 反戦や平和への願いが込められたバラを集めた「平和のバラまつり」が6月3、4の両日、横浜市青葉区の「のむぎ地域教育文化センター」に隣接するバラ園で開かれる。同センターの主催で、同園で育てたバラの花びらを使ったハーブティーも販売する。

 バラを通じて平和について考えてもらおうと、1999年から開催している人気イベントで、今年は4種約100株のバラを観賞することができる。赤色と黄色の花びらが美しい「9条・希望」というバラは、2015年に安全保障関連法案の強行採決が行われた頃、「憲法9条をないがしろにせず、平和に希望を持てる世の中になってほしい」との思いで作られた。

 バラは同センターの樋口義博理事長(75)と、妻の優子さん(79)が丹精込めて育てた。樋口理事長は「『平和の使者』としてのバラを見て、生きる希望を持ってほしい」と呼びかけている。入場無料で、午前11時~午後4時。

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