Revar Cine、フィルターボックス「Revar Cine Filter Cartridge」発売

大切なフィルターを安全に持ち運ぶことは、DPやカメラアシスタントにとって常に優先される。ABSボックスは安全で、大きなフィルターキットには最適だが、それほど多くのフィルターが必要でない場合には適さない。カメラが小型化し、DPやクルーが移動するようになると、別のソリューションが必要となる。

Revar Cineは、4×5.65インチのフィルター1個を安全かつ確実に輸送できるように設計された「Revar Cine Filter Cartridge」を発売した。同製品によって、世界のどこに行こうともフィルターは常に保護され、アクセス可能であることが保証されるという。

特許出願中のカスタムボックスのデザインは、頑丈なABSシェルがフィルターを包み込み、過酷な状況から保護する。Revar Cine Filter Cartridgeは、カメラバッグやケース、ジャケットのポケットに入れられるほど小さく、マット仕上げのダークグレー。同製品を積み重ねると、従来の布製ポーチの約半分のスペースになり、従来のポーチ1つ分のスペースにフィルター2枚を収納可能。ハンドリングやスタッキングの際にグリップ力を高めるために、特別なデザインのリブが付属している。

Revar Cine Filter Cartridge

フィルターへのアクセスは、ほぼ即座に行え、ボックスの端のクリップを外すだけで、数秒でフィルターをスライドできる。また、上蓋に角度をつけることで、左右に触れることなくフィルターをつかめ、ケースから取り出した後の清掃の手間を軽減することが可能。また、ケース内のガイドレールにより、フィルターの表裏がケースの左右に触れないようになっており、通常のフィルターポーチに比べ、傷の可能性を低減するという。また、ケース内に砂やゴミが入った場合は、分解して洗浄できる。Formatt、Schneider、Tiffen、Revar Cineなどの標準的な4mm 4×5.65インチのフィルターであれば、どのフィルターも装着が可能。簡単でスピーディーな操作は、特にソロで撮影する場合に効果を発揮するという。

Revar Cine Filter Cartridgeは、収納しやすいようにスタッキングできるように設計されている。2つ以上のフィルターボックスを一緒に置くときに、アライメントを助ける小さなロケーターマグネットが角に付属。付属のマグネットが、2つ以上のフィルターボックスを組み合わせる際の位置合わせをサポートする。

複数のフィルターカートリッジを積み重ねることができ、保管や持ち運びに便利

付属のマグネットは位置決め用であり、箱の持ち運び時に箱を固定するほどの強度はない。マグネットだけで箱を固定すると、箱が外れて積み重ねられた状態から落下する危険性があるため、意図的に設計されたという。そのため、Revar Cineでは、複数の箱をしっかりと束ねることができる、強力なゴム製のセキュリティバンドを提供。

ケース内のフィルターを識別するための複数のラベルオプションがあり、NDおよび拡散用の個別に入手可能なビニールラベルも含まれる。上部、下部、側面、溝には、標準的な幅のマシンラベルやガファーズテープ用のスロットが装備されている。

Revar Cine Filter Cartridgeは、1個44.95ドルで、現在、正規販売店で入手可能。

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