日本三景・天橋立の松枯れ防げ マツノマダラカミキリ羽化期に薬剤散布

ホースで松枯れを防ぐためのの薬剤を散布する職員(宮津市文殊・天橋立公園)

 京都府宮津市の日本三景・天橋立の松枯れを防ぐため、府丹後土木事務所が松への薬剤散布を行っている。

 松枯れの病原虫を運ぶマツノマダラカミキリの羽化期に合わせ、毎年5月下旬に初回の散布を行っている。

 23日には、同事務所から作業を委託された宮津地方森林組合の職員5人が午前6時から約5時間をかけ、ホースで薬剤を木々に放っていた。25日まで行い、6月上旬と下旬にも実施する予定。

 天橋立では2003年ごろに松枯れ被害が発生したことから薬剤散布を始め、近年は被害が確認されていないという。

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