三笘薫は22位!今季のプレミアリーグで最強だったのはこの10人

マンチェスター・シティが3連覇を成し遂げた2022-23シーズンのプレミアリーグが閉幕する。

ここでは、『fourfourtwo』の今季のプレミアリーグで最高だった25選手の上位10人を見てみよう。

10位 ガブリエウ・マルチネッリ(アーセナルFW)

ガナーズの圧倒的な攻撃的トリオは代わる代わる脚光を浴びている。

チームがタイトル争いで頓挫しかけた2月には、マルティネリが10試合で11得点に絡む活躍を見せ、4月末までにそれは20得点に達した。

9位 ジャック・グリリッシュ(マンチェスター・シティFW)

1億ポンド(173億円)の移籍金で加入したが、彼とシティが互いを理解し合うためには忍耐が必要だった。

だが、いまではグアルディオラ監督が彼を獲得するために英国の移籍金記録を更新した理由が分かる。

ビッグゲームでインパクトを与えているが、4-1で勝利したリヴァプール戦がその最たるものだ。

8位 ブルーノ・ギマランイス(ニューカッスルMF)

他のプレミアリーグクラブも照会をしていたが、ニューカッスルが2022年冬の移籍期限最終日に4000万ポンド(70億円)で確保した彼は本当の大当たりになった。

2021-22シーズンの11位フィニッシュに貢献するとステーキ屋に行くだけでもファンに囲まれるように。

ニューカッスルがトップ4入りを果たした今季は存在感が増すばかり。ただ、本人は「水をワインに変える」ハウ監督のおかげだと話している。

4-3-3システムの主軸となり、中盤の底から冷静さとインテリジェンスを供給。若い頃はフットサルをやっていたこともあり、パイプレスをものともしないドリブル技術とスペースにいる味方を見つけ出す思考力の速さもある。

ハウ監督も「唯一無二の選手。彼のような選手はあまりない。ボールの受け方、プレッシャーに負けないテクニック、クリエイティブなパスを出すセンス。トップクラスだ」と絶賛している。

7位 カゼミロ(マンチェスター・ユナイテッドMF)

ユナイテッドがカゼミロと契約したのは、バルセロナからフレンキー・デヨングを獲得できなかったからだが、いまやその失敗を後悔している者はいない。

この気骨あるブラジル人は、4バックの前に位置する保護者以上の存在であることを証明。牽引力とパスレンジで攻守に貢献する。ただ、3度の出場停止で7試合欠場しているのは残念だが...。

6位 ケヴィン・デブライネ(マンチェスター・シティMF)

おそらく、ハーランドはデブライネの深いクロスを右のインサイドチャンネルからゴールするために作られていた。

それでも、グアルディオラ監督は、サッカーを完全にコントロールする必要性をますます高めており、 1月~3月にはデブライネを何度かベンチに座らせ、「シンプルなことをもっとうまくやれ」と要求した。

デブライネはその要求に応え、今季最高のプレーを披露した。

5位 ブカヨ・サカ(アーセナルFW)

左サイドバックから左ウィングになるとさらに良くなり、いまや世界最高の右ウイングとなったが、彼はまだ21歳である。

今季のサカはアンストッパブルだ。ディフェンダーたちは離れるか、ファウルするか、2人がかりでやってきたが、阻止した者はほとんどいない。

絶好調時は止められない。その創造性と決定力。ガナーズには相手を打ち負かす方法がたくさんあるが、彼がみんなのお気に入り。来年もその勢いは続きそうだ。

4位 ハリー・ケイン(トッテナムFW)

クラブとイングランド代表の歴代得点記録を破り、6年間での自己最高記録を打ち立てながらも、これまでのキャリアの中で最も惨めなシーズンのひとつに耐え続けたとき、自分がスパーズの選手であることを実感するだろう。

今季はトッテナムがマンチェスター・シティやリヴァプールと頂点を争う年になるはずだった。 だが、ファンへの返金やライバルのアーセナルがタイトル争いで懸命に闘う姿を見て、ケインの多大な貢献が報われるのだろうかと疑問を抱くシーズンとなった。

今季はハーランドのシーズンであったが、苦境トッテナムのなかで一貫して光明となっているケインは、おそらくチームにとってはさらに重要な存在だ。

ハーランドを除けば、5年前のモハメド・サラー以降、プレミアリーグでシーズン23ゴール以上を記録した選手はいないが、ケインは残り8試合時点でそれに到達した。

かつてケインは批判する人々から1シーズン限りの一発屋というレッテルを貼られた。この1シーズンで、彼は不滅になった。彼はトッテナムのクリエイターであり、フィニッシャーであり、リーダーである。

3位 マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)

25歳の彼は今季、ピッチ上で大人になった。

ここ数年は低迷が続いていたが、エリック・テンハフ監督の就任で大きな恩恵を得ると、左ウィングや中央から脅威になり続けた。

4月上旬の時点で全コンペティションでの得点数が28に到達。すでに自己最多記録を6つも上回っている。

2位 マルティン・ウーデゴール(アーセナルMF)

ガナーズを牽引するキャプテンは、今季のタイトル争いにおける最も不可欠な存在であり、自身もキャリア最高のシーズンを送った。

24歳のキャプテンは、リーダーシップで若いチームを導くだけでなく、テクニックと創造性、ゲームインテリジェンスを兼備。5月3日時点で中盤からプレミアリーグ21得点に絡んでいる。

1位 アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティFW)

このノルウェー人のゴール量産について、本当に言うべきことがあるのだろうか。

20試合時点で25ゴールを記録し、過去3人のゴールデンブーツ受賞者の得点数を凌駕。それ以来、サラーの38試合・32ゴールという記録と、アンディ・コールとアラン・シアラーが持っていた42試合時代の最多得点記録も上回った。

彼が全力で取り組んでいる間、シティのチームメイトたちは、彼の驚異的な数字に対応するために、自分たちの試合を少し適応させる必要があった。

だが、いったんそうなれば、全てがハマった。シティはアーセナルとの勝点差8を、まるでライオンが傷ついたガゼルを狙うように追い詰めた。

ハーランドは今シーズンのプレミアリーグのベストプレーヤーというだけではない。これまで見たことのないような、選手個人として史上最高のシーズンだった。

ちなみに、22位だった三笘薫についてはこのような評価だった。

22位 三笘薫(ブライトンFW)

彼が筑波大を卒業したのは2020年のことだ。彼は文字通り、ドリブルを研究した。

彼はあっという間にブライトンのスタメン入りすると、日本代表のスーパーサブとしてW杯を沸かせ、その後の20試合で13得点に絡んだ。

26歳になった彼はボール扱いが絶品。シュートの半数が枠内に飛んでおり、その半分近くがゴールネットを揺らしている。

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なお、25位から11位まではこのような面子だった。

25位デクラン・ライス(ウェストハムMF)
24位ジェームズ・マディソン(レスターMF)
23位ニック・ポープ(ニューカッスルGK)
21位スフェン・ボトマン(ニューカッスルDF)
20位アレクシス・マカリステル(ブライトンMF)
19位アーロン・ランズデイル(アーセナルGK)
18位ガブリエウ・マガリャイス(アーセナルDF)
17位ジョエリントン(ニューカッスルMF)
16位オレクサンドル・ジンチェンコ(アーセナルDF)
15位ミゲル・アルミロン(ニューカッスルFW)
14位イヴァン・トニー(ブレントフォードFW)
13位リサンドロ・マルティネス(マンチェスター・ユナイテッドDF)
12位モハメド・サラー(リヴァプールFW)
11位ロドリ(マンチェスター・シティMF)

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