障害物レースでコスト9割減 五輪、近代五種の馬術除外

トルコのアンカラで行われた近代五種のテスト大会で障害物レースに挑む選手=2022年6月(Anadolu Agency提供・ゲッティ=共同)

 【パリ共同】国際近代五種連合(UIPM)が馬術に代わる新種目として障害物レースを行うことで、五輪コストを9割減らせる試算をまとめたことが27日、関係者への取材で分かった。UIPMは競技実施が保留となっている2028年ロサンゼルス五輪での採用に向け、馬術から障害物レースへの変更を国際オリンピック委員会(IOC)に提案している。24年パリ五輪は従来通り、馬術、水泳、フェンシング、射撃、ランニングの5種目で実施される。

 UIPMによると馬術は馬のレンタルとえさ、保険、獣医師、輸送、装蹄など出費が多岐にわたるが、障害物レースは機材やコースの設営などにとどまる。

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