【台風情報】台風2号進路予想 来週日本列島に接近&続々梅雨入りか 米軍・ヨーロッパなど海外進路予想も

27日午後6現在、台風2号はフィリピンの東海上を西へと進んでいます。

猛烈な台風から非常に強い勢力と発達のピークは過ぎたと見られますが、強風域が広がったため大型の台風となっています。

27日午後6時に気象庁が発表の進路予想では、台風はこのあと西寄りに進んで沖縄の南海上に達したあとは進路を次第に北寄りへと変える見込みです。勢力は今よりも弱まりますが月末に先島諸島へ接近するおそれがあります。

アメリカ海軍の進路予想でも同様の傾向です。気象庁やアメリカ海軍の予想は5日先までですが、その先はどのように進む可能性があるのでしょうか。

アメリカ海洋大気庁とヨーロッパ中期予報センターの6月3日(土)の予想です。一つ一つのラインの向きや進み方にバラつきがあるので、まだまだ予報のブレ幅は大きいですが、ザックリとした傾向としては気象庁と同様に沖縄の南海上で北よりへと向きを変えて、その後、北東方向に進む傾向が見てとれます。

また、こちらは気象庁のアンサンブル予報の一部です。6月3日(土)の気圧配置の予想をみると、日本列島の周辺に台風が接近しているデータも少なくありません。

台風がどう進んでいくのかは、大陸から進んでくる上空の気圧の谷や寒冷渦の通過のタイミングが大きく影響するので、まだ確定的なことはいえません。勢力が弱まり台風ではなくなっている可能性もありますが、場合によっては台風のまま西日本から東日本に接近するおそれがあることは少し考えていたほうがいいかもしれません。

そして、来週は台風の接近前から雨が降りやすくなります。西日本から東日本付近に前線が停滞するためです。台風接近前からまとまった雨となるおそれがあります。

週明け以降、各地で続々と梅雨入りが発表されるかもしれません。台風だけでなく前線による雨の降り方にもご注意ください。今後も最新情報をご確認ください。

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