【高校野球】奈良県代表の智辯学園が大阪桐蔭に勝利 「5人」の投手リレーで逃げ切る【2023春季近畿大会】

【高校野球】奈良県代表の智辯学園が大阪桐蔭に勝利 「5人」の投手リレーで逃げ切る【2023春季近畿大会】

2023年5月27日(土)に春季近畿大会の1回戦が行われ(場所:大阪シティ信用金庫スタジアム)、奈良県代表の智辯学園が大阪府代表の大阪桐蔭に8-6で勝利した。
次戦は6月3日(土)に市立和歌山と対戦する。

5人の投手リレーで逃げ切る

智辯学園・池下春道選手

智辯学園は1回、中山優月選手のタイムリーヒット、池下春道選手のタイムリースリーベースなどで4点を先制する。

2回にも大阪桐蔭の平嶋桂知投手の代わりばなを松本大輝選手がソロホームランを放ち、5-0とリードする。

しかし、その後大阪桐蔭も毎回のように得点を重ねて、5回を終わって5-4と1点差にリードを縮める。

智辯学園は6回から反撃を開始。

ここまで抑えられていた平嶋投手を攻略する。
この回先頭のキャプテン高良鷹二郎選手が相手エラーで出塁すると、砥出隼介選手がきっちり送りバントを決めて1アウト2塁。
ここで智辯学園は佐坂悠登選手を代打に送る。
その佐坂選手が初球を振り抜き、タイムリーヒット。
その後も犠牲フライなどでこの回3点を追加し、8-4とリードする。

大阪桐蔭も7、8回に1点ずつを返して、智辯学園が2点リードで迎えた9回。
ショートで出場し8回にマウンドに上がった中山優月選手が、9回にもマウンドへ。
2アウト1、2塁の大ピンチを迎えるが、村本勇海選手をきっちり抑えてゲームセット。

智辯学園は藤田健人投手が投げ抜いた奈良県大会決勝とはうってかわり、5人の投手で守り抜き、準決勝進出を決めた。

智辯学園・松本大輝選手

智辯学園・高良鷹二郎主将のコメント

智辯学園・高良鷹二郎主将

「格上の相手だと分かっていたので、監督さんから『全員で楽しく向かって行け』と言われたので、1回から自分たちの野球ができてよかったです。」

6回に2番手でマウンドに上がった大阪桐蔭の平嶋投手を攻略したことについて聞くと
「(5回終わりの)グラウンド整備の時に、監督さんからいろいろアドバイスをもらい自分たちも1つになって点を取れたと思います。」

最後に次戦の市立和歌山との意気込みについて聞くと
「和歌山大会を勝ち上がってきて、勢いのあるチームですけど、自分たちは打ち勝つ野球をしていこうと思います。」
と語ってくれた。

次戦対戦する市立和歌山は県大会の決勝で2年前の夏の甲子園覇者の智辯和歌山、この大会の1回戦では今年のセンバツ準優勝校・報徳学園に勝利。
智辯学園が強敵相手にどのような戦いを見せてくれるか楽しみにしたい。

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