千葉市は24日、AIを活用しメンタルヘルスを支援する遠隔対応型オンラインシステム「KOKOROBO（ココロボ）」の無料オンライン相談の利用が可能になったと発表した。対象は市に在住・在勤・在学の人。市精神保健福祉課は「心の不調を抱える女性や若年層に利用してもらい、早期の支援につなげてほしい」としている。
ココロボは国立精神・神経医療研究センター（東京）が開発し、2021年4月から運用を開始。ホームページにアクセスしてストレスセルフチェックを行うと、AIが解析し、ストレスケアアプリの紹介や医療機関の受診勧奨、無料オンライン相談など一人一人の心の状態に合った支援を提供する。
無料オンライン相談は医療機関との協力体制ができている自治体エリアの市民らのみが利用でき、千葉市は千葉大病院との連携で同エリアに加わった。相談は臨床心理士らが対応する。
同課は「自分のタイミングで利用できる」などと利点を説明。チラシの配布やポスターの掲示などでココロボの周知を図る。
